2020.06.29 コロナ禍でも頑張る!

 皆さま、新型コロナウィルスの問題で不自由を強いられていませんか?1ヶ月延長された緊急事態宣言も解除されましたが、まだまだ社会的な制約が残っており、ご苦労は続きますね。
 コロナ問題は全国民、そして世界中の人々に関わる問題であり、人々が安心できるようにならないと人間としての生活ができないように思います。どうしたら良いのかを皆で叡智を絞る時なのだと認識せざるを得ません。築地市場の豊洲移転問題の際、「安全であっても安心ではない」というニュースを耳にして、「よく理解できへんなぁ」と感じたことを思い出します。政治家やメディアには真剣に対処していただくことを強く期待しております。

 さて、弊社スコヒアでは一部の海外臨床試験の計画変更を余儀なくされましたが、それ以外は自社の研究開発活動自体は止めることもなく一定レベル事業推進することができています。リスクマネジメントの下、防疫意識を持って仕事を進めている社員の努力の賜物です。それにしても昨今のIT技術がこんなにもありがたいツールであると感じたことはありませんでした。計画的にITシステム化を進めていた当社では、WEB会議システムを利用すれば何処にいてもいつでも、しかも資料を見ながら議論ができます。思いの外、通常の会議より発言者の声がよく聞こえるし資料も画面に映りますので、近眼・老眼・乱視の私にはWEB会議の方が便利な面があることに気がつきました。もちろん対面した会議の方が人の肌感覚が分かりますが、両者長短があることを理解しつつも今後の仕事のやり方改革にリモートツールはうまく利用することができそうな気がしております。

 因みに、少し宣伝させていただきますと、海外で実施しているSCO-792の臨床試験(糖尿・肥満)はコロナ禍の影響を受けましたが、計画を若干修正することで患者の組み入れは終了しております。また、同製品の糖尿病性腎臓病の臨床試験でも最初の患者の組み入れが完了し、試験が順調に開始されました。プロジェクト担当者たちは現地CROとかなり密なる交信を行い、ここまで漕ぎ着けてくれました。「コミュニケーションの密」は社内外共に今後も継続していきたいと思います。

 それとおまけですが、弊社のロケーション、藤沢市の湘南アイパーク内はとても都合が良かったと実感しております。通勤するにしても都内まで行く必要がないので、公共交通機関を利用しても、いわゆる「三密」になる可能性は低く、海沿いの湘南の空気も綺麗です。ラボの移転を考えておられるベンチャーの方にはお勧めです。

 「コロナ禍でも頑張る!」気持ちで乗り切りましょう。

奥村洋一@湘南アイパーク