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2024.03.29

SCO-240の臨床第1相試験に関する結果を論文発表:SSTR5アンタゴニストは成長ホルモン関連疾患の新しい治療戦略となる可能性がある

株式会社スコヒアファーマはSSTR5アンタゴニストであるSCO-240の第1相試験を実施し、本機序がヒトにおいて強力な成長ホルモン促進作用を有していることを世界で初めて報告しました。この研究成果は「Clinical Pharmacology & Therapeutics」でオンライン公開されました。

論文名
Oral SSTR5 antagonist SCO-240 for growth hormone stimulation: A phase 1 single-dose study in healthy individuals  
論文へのリンク(外部サイト):https://doi.org/10.1002/cpt.3212

ソマトスタチンはその受容体(SSTR1-5)への結合を介して種々の生理活性を調節しています。SSTR5アンタゴニストの臨床作用はこれまで検討されておらず、ヒトにおける薬理作用は不明でした。今回、当社研究開発チームは経口投与可能なSSTR5アンタゴニストであるSCO-240の健康成人における薬剤プロファイルを第1相単回投与試験で評価しました。

SCO-240の1日1回投与はその投与量の範囲 (1-160 mg)において良好な安全性および忍容性を示しました。血漿中SCO-240濃度は投与量依存的に上昇し、1日1回投与が可能な持続性を示しました。またSCO-240の薬物動態プロファイルは日本人と白人、および絶食と非絶食の間において、臨床的に意味のある違いはありませんでした。薬力学的指標を検討したところ、SCO-240は下垂体からの成長ホルモン分泌を強く促進する一方で、他の下垂体ホルモン分泌には影響を与えませんでした。本研究は、SSTR5アンタゴニストがヒトにおいて成長ホルモン分泌を強力に促進することを世界で初めて示した報告となります。 SCO-240によるGH分泌は強力であり、その良好な安全性、忍容性および薬物動態から、成長ホルモン関連疾患の新しい経口治療戦略となる可能性があります。当社はSCO-240の全世界における開発および商業化におけるパートナーを探しています。

健康成人におけるSCO-240の経口単回投与の効果
Values are presented as the mean ± SD (n = 14 and 6 for the placebo and SCO-240 groups, respectively). #P < 0.05 and *P < 0.05 vs. placebo as tested using the Williams’ test and the Shirley-Williams test, respectively.

以上

【株式会社スコヒアファーマについて】
株式会社スコヒアファーマは内分泌、循環器、腎、代謝領域における高い専門性を活かし、アンメットニーズを満たす新しい医薬品の創出にフォーカスする創薬系バイオベンチャーです。当社の詳細情報につきましては、https://www.scohia.com/をご参照ください。

本件に関するお問い合わせ先:
株式会社スコヒアファーマ:
info@scohia.com

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